テーマ:

Ⅱ.交流分析 – 2.人生脚本分析 – 望ましい人生の選択

人生脚本からの望ましい生き方の選択

人生脚本は私達にメリットとデメリットの両方をもたらしてくれるものですが、その決定は幼児期または少年期によるものであり、そのメリットは多くの場合、幼児期の場合が多いものです。それが、大人になる過程で自分自身を束縛するようになっていきます。しかし、その脚本の決定時期(幼児期または少年・少女期)には大変に重要な意味があります。私達の幼児期または少年・少女期には生き延びる為に周囲から嫌われない為に、自分自身が傷つかない為に、周囲の期待に応える為に喜んでもらう為に、周囲の争いを起こさないようにする為に必要だったものなのです。

 

青年期以降、少年・少女期に決定した脚本に必要な変化を起こすと、普通だれもが自分にゆったりと自分らしく自由な気分になることが経験できるようになります。それから、数週間または数か月間すると過去のやり方に後戻りすることがあります。それは、あたかも過去の行動のやり方に何か自分らしいと思ったり、過去の方がいいのではないかと思ったりするのです。(無意識の断片的感情の引き戻し)

 

しかし、人は自分に目覚める時、過去の行動のやり方(行動)はもう以前のような満足と充実感をもたらさなくなることに気づいています。そして、今はより満足できる新しい行動の選択肢も気づくようになります。ですから「今ここ」で新しい行動を選択しより満足のできる行動ができるようになります。
そして、自分自身にとって過去の行動のやり方(過去の脚本)は少しも魅力を持たなくなり、より自分らしい自分を経験していくのです。

 

私達は日常で 「今、ここに」 気づき(受け入れ)、周囲と協働し(親密さ)、自分の意思で言動を選択する(自発性)ことにより、自分に満足し充実感のある生活ができるようになります。
そして、本来「気づき」「親密さ」「自発性」のリソース(資源)を持っているものなのです。
そのリソースは生き生きとした自分の生き方を獲得していく力になるのです。

 

▶3. 交流パターン分析へ

心理カウンセリング理論講座の目次

 

認知行動療法のカウンセラープロ講座_詳しくはこちら

Cocoloラーニングアカデミーでは認知行動療法・マインドフルネス認知療法をメインとしたカウンセラー資格認定コースのほか、国際的な資格認定講座「ヒプノセラピスト講座」「NLPコース」そして、カウンセリング、セラピスト活動をしております。
お気軽にどのようなことでもご相談ください。

Copyright © counselor licence All Rights Reserved.

PAGETOP