Ⅱ.交流分析-1.構造分析
構造分析の概要
エリック・バーンの交流分析では人間の精神構造を
『P(親の自我状態)・A(大人の自我状態)・C(子の自我状態)』
の3つの自我状態に分けて考える。
人間は自分の内部に3つの自分を持っている。これらを状況に応じて出し入れして人とかかわっているとしている。
P: 親から取り入れた感じ方、考え方、振る舞い方をする部分
A: 現実を客観的に評価することを目的として、自律的に働くパソコンのような部分
C: 子供の頃と同じような感じ方、考え方、振舞い方をする部分
自我状態(ego status)とは
自我を構成する部分のことで、一貫した思考・感情・行動・対人関係のパターンを持つ『内面的なシステム』のことである。人間は『相手・状況・気分』によって半ば無意識的に自我状態を使い分けることで、多様な人間関係や社会状況に対する適応を実現していると推測されている。
P(親の自我状態)は更に
『CP(Critical Parent:批判的な親)』 と
『NP(Nurturing Parent:擁護的な親)』 に分けることができる。
C(子の自我状態)は更に
『FC(Free Child:自由な子)』 と
『AC(Adapted Child:適応的な子)』 に分けることができる。
交流分析の自我状態には5種類が想定されているが、適応的でスムーズな人間関係を築き上げるためには、臨機応変にその場に合った自我状態を使い分けていく必要がある。