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Ⅱ.交流分析 1.構造分析 -自我を高める言動

エゴグラムから変わりたい自分へ

自我状態が低いと、人間関係でいろいろと支障をきたすこともあります。 自我状態を下げることはストレスが高まりますので、上げるようにした方 が得策です。またCPを上げるとFCが下がり、NPを上げると AC が下がる 傾向があります。逆にFCを上げるとCPが下がり、ACを上げると NPが 下がる傾向にあります。 CPを上げると規範性が向上し、NPを上げると相手を思いやる気持ちが向上。 Aを上げると多くの情報を整理し、より現状を把握した適正な判断ができます。 FCを上げると行動力や感性が向上し、ACを上げると相手を思いやる気持ちが向上します。 

それぞれを高める言動

1. CP(批判的な親)を高める言動
自分の意見や価値観を相手にしっかりと伝える。

責任感とけじめを持って行動する。
他人(部下・子ども)の間違いや過ちを注意するようにする。
妥協しない自分なりの信念・基準を作る。 規則正しい生活リズムを作る。

2. NP(擁護的な親)を高める言動
相手の良いところを見つける。
相手の能力や成果、性格を積極的に認める。
批判するのではなくまずは褒めたりフォローするようにする。
相手への共感を「私もそういう風に思う。 あなたの考えに共感した」といった言葉で伝える。
相手の小さな欠点や反論に細かく反応しない。

 

3. A(大人)を高める言動
客観的な情報や数字に注目して重視するようにする。
『それはこういう意味でしょうか?』など相手の意見や説明を正確に理解できるように質問する。
リラクセーションをして感情に振り回されない。
長期的視点で全体を俯瞰する。
自分の行動がどんな結果(損得)につながるかを予測してシミュレーショ ンする。

 

4. FC(自由な子ども)を高める言動
楽しそうなことや面白そうなことに積極参加する。
頭で考えすぎずに感覚・感情でダイレクトに感じる。
『おぉ、凄い。綺麗。楽しいな。これが好き。あれをやりたい』といった ストレートな感情表現をする。
趣味や娯楽に時間を費やす。
空想や想像も上手く活用して楽しむ。

5. C(適応的な子ども)を高める言動
周囲のことを考えて行動する。
社会常識に照らし合わせて判断する。
良識的な発言や無難な行動をする。
協調性や連帯感を持って集団行動をしてみる。
自分の意見や要求を少し抑えてみる。
『やりたいこと・遊び』より『やるべきこと・仕事』に意識を向ける。
社会的な権威や慣習を軽視せず尊重する。

 

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