ラポールとは、「信頼感・安心感」のことをいいます。
コミュニケーションでは、ラポールを構築することが重要な要素となります。
心を開き、話ができる、話を聴いてもらえるような関係、つまりラポールが築かれた状態がより良いコミュニケーションを行う上で大切なこととなります。
■良好な人間関係を築いている人たちは、ペースが合っています
オフィスで真剣に議論している上司と部下。笑顔で談笑しながら取引を進めている顧客と担当者。居酒屋で盛り上がっている仕事仲間。
このように良好な関係が築けている人たちには、共通の特徴があります。
その特徴とは、話し手と聞き手のペースが合っているということです。真面目な表情で上司が話せば、部下も同じような表情で聞きます。顧客が楽しそうな声で嬉しい出来事を話せば、営業担当者もトーンの上がった声で応えます。居酒屋でひとりが大声で冗談を言えば、仲間が大声で突っ込みます。
■逆にペースを合わせることで、良好な人間関係を築くことができます
逆に、笑みや相づち等の動作、声の大きさ、話すスピードなどを一致させると、感情の状態が一方から他方へ転移する、共感の状態を作れることが、コミュニケーションの研究から明らかになっています。
これこそが、良好な関係を築くために不可欠な要素です。