精神分析理論
オーストリアの医師であるフロイト(1856-1939)により始まる。
■局所論
人間の心は、「意識」「前意識」「無意識」の3層から成り立っているというもの
「意識」
直接的に心の現象として経験していること。これは自分の経験だと感じることのできることを総体的に意識と呼ぶ
「前意識」
意識されてはいないものの、思い出そうと注意を向ければ思い出せるもので、いつでも意識の中に入り込めるもの
「無意識」
思考・感情に影響を与えながらも、自覚していない部分
■構造論
心の構造は、「自我」「イド」「超自我」の3層から成り立ち、リビドーより動かされるというもの
(リビドー: 性欲動を意味する精神的エネルギーのこと。イドを突き動かすものである)
「自我ego」
イド、超自我、外界の要求から生じる精神力動的葛藤を現実原則に従って調整する機関。自我の強さが健全なパーソナリティの原点であるとする。
「イドid」(エスes)
本能的性欲動の源泉。
不快を避け快を求める快楽原則に支配されており、無意識的であるという特徴を持つ。
一次過程と呼ばれる非論理的で非現実的な思考や不道徳で衝動的な行動をもたらす。
「超自我super ego」
良心あるいは道徳的禁止機能を果たす。
幼児期に両親との同一視やしつけなどを通して取り込まれた道徳律であって、快楽原則に従う本能的欲動を検閲し抑圧する。